「こんにちは。和歌山宇須郵便局郵便局長の野尻です。亥年生まれのせいか猪突猛進だとよく言われます(笑)自分ではどんな時もへこたれない前向きな性格だと思っています。
私は和歌山市生まれの和歌山市育ちです。和歌山市は和歌山県の北部に位置しており、西へ車を走らせれば数分で美しい海の絶景が広がり、東へ行けばのどかな田園風景を見ることが出来ます。一方で大阪や関西国際空港へのアクセスを始め、電車やバスなど交通の便も良く、JR和歌山駅前はデパートや繁華街も充実しています。都会すぎず、田舎すぎない、程良さがおいしい町です。緩やかに流れる紀ノ川のように、ここ和歌山市もゆったりと穏やかな時間が流れています。
私の趣味は写真撮影で、休みの日や仕事終わりになると美しい景色を撮影しに出かけます。息をのむような鮮やかな夕暮れの空や、透き通った青い海、満天の星空など、都会では見られない絶景が和歌山にはたくさんあります。
職場である和歌山宇須郵便局の周辺は、スーパーや医療施設、学校がすべてコンパクトに収まっていてとても住みやすい町です。公共交通が充実しているので、車がない方でも安心して生活する事ができます。私は地域の皆さんとの繋がりをとても大切にしていて、なるべく皆さんの名前を憶えてお呼びするようにしています。地域の皆さんも私のことを覚えてくださって、道でお会いするといつも温かい言葉をかけてくださいます。
都会過ぎず、田舎過ぎないここでの暮らしの魅力を、ぜひみなさんにご紹介したいです!!」
「こんにちは。海南市下津町の加茂郷郵便局長の小川です。私は生まれも育ちも職場もずっとここ下津町なんです。加茂郷郵便局の局長になって、気づけば15年。下津町のことなら何でも聞いてくださいね!」
座右の銘は「一期一会」。細やかな気配りで、地域住民からの信頼も非常に厚い小川局長。局長歴15年の大ベテランに、下津町エリアの魅力を伺いました。
「加茂郷郵便局はJR加茂郷駅のすぐそばにあります。このエリアはスーパーやクリニックなど生活に必要な施設がすべて揃っており、車なしでも生活が出来るとても便利な町です。またちょっと歩けばすぐ海の絶景が楽しめます。和歌山マリーナシティの花火大会もここから見えるんですよ。穴場でしょ?移住先として自信を持っておすすめできます。熊野古道につながる神社仏閣もたくさんあるので、歴史好きの方にもうってつけじゃないでしょうか。最近では道の駅海南サクアスが完成しました。新鮮な魚介類や和歌山のフルーツをふんだんに使った絶品スイーツが手に入るので、買い物の選択肢が増えてとても楽しいです。」
優しい笑顔がとても素敵な小川局長。なんと8人のお孫さんがいらっしゃるそう。若さと元気の秘訣は「お孫さんたちと全力で遊ぶこと」だとか。
「下津町は農家の方も多い町。気候も良いため、町全体がゆったりとした空気に包まれています。最近では農業を継ぐために若い方がUターンされていて、町にも活気が戻っています。海南市は和歌山市のお隣で、高速道路や、電車、バスなどの公共交通が充実していて、便利な地域なんです。住めば住むほど居心地の良さに虜になってしまう場所です。海南市への移住を考えている方がいらっしゃったら、ぜひお力になりたいと思っています!」
「こんにちは!御坊西町郵便局の田端です。御坊西町郵便局は、御坊市の観光名所でもある寺内町の近くにあります。見ての通り、このノスタルジックな景色、とても良いでしょう?
江戸、明治、大正、昭和、それぞれの時代にタイムスリップしたような街並みが自慢なんです。」
御坊市出身で生粋のスポーツマンの田端局長は、陸上の円盤投げで和歌山県1位になるなど、輝かしい経歴の持ち主。最近では釣りに目覚め、難易度の高いイカ釣りにも挑戦するアクティブな局長です。
「御坊は地元愛の強い人が多い町。中でも御坊祭は町が一つになると言われていて、この時期になると各地へ出ていった若者たちの多くが御坊市内に帰って来ます。
こどもから大人まで一致団結して祭りを盛り上げるんです。三万人を超える見物客が集まる日高地方最大のお祭りです。祭りを通して、古くからの地元民も、初めて御坊に来た人もみんなが一つになれるんです。縦と横のつながりが生まれる素晴らしい行事の一つですね。」
御坊祭について熱く語ってくださる田端局長は、御坊への愛が溢れ出しています。
そんな局長の御坊への愛が実を結び、行政と郵便局が連携して新しい取り組みも始まりました。
「御坊市にある御坊郵便局では、市と一緒に見守りネットワークという活動をスタートさせました。オレンジ色のベストを郵便配達員が着用し、こどもの下校時に業務をしながら見守りも行っているんです。児童の安全安心を確保し、不審者への抑止力向上にも繋がっていて、とても意義のある社会活動だと思っています。」
誰よりも地元に詳しい郵便局ならではの社会貢献活動には、地元を良くしたいという熱い熱い思いがあります。今日もオレンジのベストを着た郵便配達員の皆さんが、こどもたちを温かく見守ってくれています。
「御坊市は車さえあれば何でも揃う町。スーパーも家電量販店も病院も飲食店もたくさんあります。住みやすくて人も優しくて、本当にいい町なんですよ!」
御坊市を含む日高エリアへの移住をお考えの皆さん、地元への愛が溢れすぎる田端局長に、ぜひ会いに行きましょう。有益な情報が沢山もらえること間違いなしです!
日高川町の丹生郵便局は、とても静かな山に近いエリアに位置しています。郵便局舎は清潔感があり、とても落ち着く空間。地域住民の皆さんが入れ替わり立ち代わり来店されるため、静かな中にも活気があります。
「このエリアは自然豊かでありながら、高速道路の川辺ICが近く、和歌山市へのアクセスがとても良いです。川辺ICと御坊ICの間の小熊地区や千津川地区には子育て世帯が住む新興住宅地があり、子育て世帯に人気のエリアです。日高川町は、御坊市と文化が似ているのですが、秋祭りにはとても力が入っています。青年団など、世代ごとの寄り合いがあり、お祭りの時期には一致団結してお祭りを運営企画しています。移住者の方も大歓迎なので、地域に溶け込む良いきっかけになるはずです。」
1児のパパでもある玉置局長。とても誠実で穏やかなお人柄で、近隣の住民の皆さんからも厚い信頼を寄せられています。
「日高川町はとても豊かな自然が魅力です。休日にはこどもを連れて川遊びや山歩きを楽しんでいて、まわりのこどもたちものびのびと元気に育っています。自然豊かな土地で子育てしたい方にはうってつけの町だと思いますよ。安珍と清姫物語で有名な道成寺や、温泉などが有名ですが、それ以外にもトレッキングやサイクリングなど、アウトドアも楽しめますし、ジビエや川魚など、大自然の恵みも味わうことができます。海よりも山派だという方にはぜひ一度遊びに来て頂きたいです。日高川町の魅力を余すところなくお伝えします。」
かつらぎ町にある妙寺郵便局の歴史は古く、明治にまで遡ります。古い伝統的な日本家屋が立ち並ぶ街並みはどこか懐かしく、伝統が息づいているのを感じます。
レトロな外観が特徴の妙寺郵便局を支えるのは、草田局長。+αのおもてなしの精神を大切にされているそう。手紙文化の温かさを守るため、地元の小学校で出前授業も担当されています。大らかで実直な人柄で、妙寺エリアの皆さんから「こうちゃん」と呼ばれ愛されています。
「かつらぎ町は、かつては製糸業や酒造業で栄えていました。特に妙寺エリアは歴史が古く、語り部も存在しています。近所の初桜酒造は、江戸時代からある酒蔵ですし、樹齢800年以上のイチョウの巨木で有名な丹生酒殿神社は、1000年以上の歴史があります。時の流れを感じる古い街並みは、訪れる人の心を穏やかにしてくれます。」
ノスタルジックで美しい妙寺エリアの街並み。少し歩けば紀ノ川が静かに流れていて、太陽の光がキラキラと川面に反射しています。
「かつらぎ町の役場は、映画「君の名は。」の町役場のモデルにもなったそうですよ。映画のファンの方が、今でもたまに写真を撮りに来られています。
あと、かつらぎ町はグルメの町でもあるんです。フルーツはもちろん有名で美味しいですが、僕の個人的なおすすめグルメは、揚げパン専門店『フライパン』のパピロパンと松下精肉店(支店)のコロッケ。この二つは絶対に食べて帰って欲しいです!それ以外にも、かつらぎ町は中華料理屋さんがすごく多くて、どこのお店もそれぞれのカラーがあり、とにかく飽きない!食べ歩きも楽しいですよ。
春はフルーツ狩りや神社仏閣巡り、夏はかつらぎ夏祭りの花火やほたる鑑賞、秋は「にほんの里100選」にも選ばれた天野盆地の絶景、冬は星空と熱燗(笑)。四季折々の楽しみが充実している町です。」
かつらぎ町の魅力を、少年のように目を輝かせて語ってくださる草田局長は、かつらぎ町の歴史や文化に深い造詣を持っています。地元の名所や美味しい飲食店にも詳しく、まさにかつらぎ町のエキスパート。草田局長の熱烈な語り口は、訪れる人にかつらぎ町の魅力を存分に伝えてくれることでしょう。
「移住希望者には、心地よい静寂と美しい自然の中での穏やかな日々を体感して頂きたいです。百聞は一見に如かず、ぜひ一度訪ねてきてください!」
和歌山市から車を走らせること約2時間。和歌山県で一番広い田辺市の東に位置する龍神村は、美しい山々と清流に囲まれた自然豊かなエリアです。日本三美人の湯としても知られる龍神温泉や、高野龍神スカイラインの紅葉の絶景など、見どころも沢山。特産品の龍神マッシュと呼ばれる肉厚のしいたけは、たった1つでメインディッシュになる程食べ応え充分で絶品です。
龍神村の歴史は古く、千年以上昔に弘法大師が龍王のお告げを受けて龍神温泉を開いたことが始まり。川の近くの陽当たりの良い場所に下山路郵便局は立っています。木のぬくもりを感じる外観が、のどかな山の景色に溶け込んでいます。
「私は生まれも育ちも龍神村です。龍神村のことならなんでも聞いていただければと思います。座右の銘は『笑門来福』です。いつも明るく笑顔で過ごすように心がけています。来てくださるお客様にとって、郵便局で過ごす時間が少しでも有意義であってほしいと思って仕事に取り組んでいます。」
座右の銘の通り、笑顔がとてもさわやかで素敵な小川局長。龍神村の皆さんからの信頼も絶大です。
「私の趣味はバイクです。休みの日は山道をツーリングしたり、30年以上前に製造されたカブを整備して過ごしています。龍神村の紅葉は、個人的に日本一綺麗。紅葉の時期にバイクで山道を走っていると本当に気持ちよくて最高の気分になれます。猛スピードでバイクに乗っている自分の姿なんか、つい妄想しちゃってね(笑)。実際はそんな事しませんけどね。法定速度を守って、ツーリングを楽しんでいます。
運転ができないと不便な場所ではありますが、ここに住めば運転が大好きになることは間違いないと思います。
澄んだ山の空気と川のせせらぎの音、四季折々の花と優しい人々。田辺市街地へのアクセスも良い。龍神村は私の自慢の故郷です。ぜひ一度遊びに来てくださいね。」
北山村。ここを訪れたことがあるという方はいらっしゃるでしょうか。もし「あります!」という方がいたら、おめでとうございます。某テレビ番組「激〇アさんを連れて来た。」に出演できるかも(笑)。北山村は和歌山県民でさえ、なかなか足を踏み入れたことのない正真正銘の僻地。しかも、周囲を三重県と奈良県に囲まれた飛び地なんです。このような村は非常に珍しく、しかも市町村丸ごと飛び地となっている場所は、日本で唯一ここ北山村だけなのだとか。
和歌山市から約3時間。川の流れに沿ったカーブの多い山道をひたすら運転していると、信じられないくらい美しく透き通った川が見えてきます。その川を越え、ダムを通り過ぎるとようやく北山村へ辿り着きます。山本局長が勤める大沼郵便局は、村の中心部にこじんまりと建っています。
「私は生まれも育ちもずっと北山村でした。大学生の時に上京して数年間大都会で暮らしていたのですが、地元とのあまりのギャップに初めは物凄く戸惑いました。大学卒業後に鉄道会社に就職し、駅員として働いていましたが、配属先がまさかの渋谷駅で(笑)。あまりの人の多さに、人酔いしてしまうこともよくありました。とは言え、鉄道会社での仕事は非常にやりがいもあり、和気藹々とした職場の雰囲気も好きで、このまま東京でずっと働くのも悪くないと思い始めていました。」
そんな山本局長にUターンの転機が訪れます。
「北山村で郵便局長を長年務めていた叔父が、定年退職することになったんですよ。それで帰ってきてくれないか?と懇願されまして。」
Uターンにあたり非常に大きな葛藤があったという山本局長。ですが、人酔いするほどの大都会に住み続けるか、懐かしい故郷北山村に帰るという二択に迫られた時、心の奥底にあった本当の思いに気づく事が出来たと言います。
「心の奥底では地元に帰りたい、静かな場所でゆったりと流れる時間と共に生きていきたいという思いがあったんですね。いざ帰ると腹が決まった後は、もう迷いはありませんでした。」
こうして山本局長は、一日に十万人以上の人が利用する渋谷駅から、人口約400人の村へ帰還を果たしたのでした。
「切符を売る鉄道員から切手を売る仕事へ転職しちゃいました(笑)。地域に欠かせないインフラという意味では、鉄道員も郵便局員も同じ。人の役に立ちたいという自分の志を貫ける職業選択をすることが出来ました。」温かく誠実な山本局長は、北山村の皆さんからすぐに受け入れられ、今や村にとって欠かせない存在です。残業をしていると食事の差し入れをしてくれる方もいるほど、周囲から愛されています。
「北山村の人々は、本当に優しく大らか。小さな村なので、みんなが顔見知りで、みんなで助け合って暮らしています。田舎暮らしをとことん満喫したい方にとって、北山村はうってつけだと思います。ぜひ一度遊びにきて頂けたらと思います!」
那智勝浦町宇久井。本州最南端の串本町の隣に位置する那智勝浦町の一月某日。この日、日本列島を大寒波が襲っていたにも関わらず、那智勝浦町はポカポカとした陽気に包まれていました。
同じ和歌山でも和歌山市のある紀北と那智勝浦町のある紀南では気候が全く異なります。一年を通して温暖な紀南地域は、移住者さんにも人気のエリア。雄大な太平洋の絶景や豊富な温泉、マグロをはじめとする新鮮な魚介も破格の値段で手に入り、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の高さはお墨付き。また山側へ足を延ばせば、那智の滝や熊野那智大社など、古の時代から多くの参拝者が訪れた名所が多く存在しています。
那智宇久井郵便局の近くには、宇久井ビジターセンターがあります。ここは吉野熊野国立公園にある宇久井の自然の成り立ちを写真や映像で学ぶことが出来るだけでなく、無料で様々なネイチャー体験を楽しめます。
「海と山の豊かな恵みを両方味わえるのが那智勝浦町の魅力。休日はこどもたちを連れて宇久井ビジターセンターへ行ったり、ドライブや温泉を楽しんでいます。大自然の中でのびのびと子育てをさせてもらっていますよ。」
1児のパパでもある玉井局長。那智勝浦町ほど子育てにうってつけの場所はないと言います。
「少し足を延ばせば熊野古道でも有名な山々が広がり、キャンプやトレッキングを楽しめます。目の前には海が広がり、海水浴やダイビング、釣りを満喫できます。私は学生時代からアウトドア派だったのですが、家庭を持つようになってから、よりアウトドアに力を入れるになりました。那智勝浦町はとにかく家族で楽しめる場所が多すぎるんです。つい、休日はあちこち動き回ってしまいます。家族で沢山思い出を作りたくて。」
照れたように笑う玉井局長は、家族への愛に溢れたとっても優しい方です。普段のお仕事も休日も、アクティブに活動されている姿は、まるで立ち止まることを知らないマグロのよう。
「温泉もたくさん湧いているので、夜は家族で温活を楽しんでいます。息子と露天風呂で星空を見ながら、その日一日の出来事をとりとめもなく話す時間が、私にとって本当に愛おしい時間。魚はおいしいし、野菜も新鮮。物価も安いし、人は優しい。こんなにいい土地があるでしょうか。
那智勝浦町に移住をお考えでしたら、心からおすすめします!海エリア、山エリア、それぞれに現地案内のエキスパートがいますので、ぜひ一度お気軽に遊びにきてくださいね!
きっと理想の暮らしが見つかりますよ。」
和歌山県内の郵便局は和歌山移住の魅力をもっと皆様に知っていただくために、和歌山県と協力して、地域を案内する活動も行っています。地域をよく知る郵便局長たちが、皆様を魅惑の和歌山LIFEへご案内します!
和歌山県内だけで263か所もある郵便局は、地域の金融機関、物流の拠点として人々の暮らしを支える欠かせない存在。地域住民の交流の拠点としての顔も併せ持っており、皆さんが郵便局で話に花を咲かせる光景も珍しくありません。
そんな郵便局を代表する郵便局長は、地域を理解し、住民の皆さんを想う熱い情熱に溢れた者ばかり。地域案内にふさわしい人物なのです!